正興ITソリューション 社長の部屋


正興ITソリューションは、健康経営を目指しています。
スタンディングデスクを設けて社員の健康に一役!!
  • 2011.6.24

経営論語
・「自分一人が清くとも」より
明治維新のように社会の動揺が激しい時期は、頑固一徹の人物が現れると思われがちだが、実はそうではない。

革命の時代には、だれもが社会の局部に食い込んで、それなりの地位を得られるものである。
言い換えれば、風雲に乗ずる機会が多くなるので、だれもがそれぞれの道を自由に進むことができる。

ところが、社会の秩序が確立され天下泰平となれば、社会に同化する人物だけが世間になじみ、いわゆる”変人”は社会秩序を乱すため世間から排除される。
これは、やむを得ないことである。



・「学問の目的は就職のためか」より
学問は就職のためにするという風潮。
学校にしても、教師が勉強をする場所ではなく、教師に月給と肩書きを与えることに汲々としているようである。

私は、今日の学問のありさまを見て、非常に心配なのである。
このままいけば、道徳は廃(すた)れ、権利のみを主張して義務を忘れ、世の中の秩序が乱れて、ついには収拾のつかない社会となって、いずれ自他共に崩壊することになるであろう。
いまのうちに、何としても、真の学問を振興するために努めなければならない。



・「政治は目的か手段か」より
政治は多数決で決まる。
多数決で、自分の無理を通すこともできるが、善政を布(し)くことも可能である。
ところが、現実には、後者の政治はなされていないようだ。

現在行われているのは、民衆のための政治ではなく、自己のための政治である。

「博(ひろ)く民に施して而(しか)して民を救う、仁というべきなり」

という孔子の教えから言えば、こんなことはあり得ない。
孔子の思想を現代風に言えば、博愛である。

こは渋沢栄一さんの自著「経営論語」よりの抜粋です。
約100年前の著ながらも、今日におけるモヤモヤっとした、問題と一緒じゃないか・・・と、感じてしまいました。。

久しぶりの書き込みの割りに、本の写し多く恐縮です…


トップへ戻る