正興ITソリューション 社長の部屋


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  • 2016.1.1

2016年始まり
井伊直弼、私は、専制的な悪い政治家のイメージを持っていました。



◆勅許(天皇の許可)を得ずに調印した日米修好通商条約。
(今の日本では決してできない独断)


◆反対勢力の粛清。(吉田松陰達反対派の排除。安政の大獄です。)
(独裁超え恐怖政治)


◆あげく、反動受けて暗殺される。(桜田門外の変)
(同情できない独裁者の末路の感です。)



昨年始めた歴史の勉強会、その二回目の勉強会でのテーマは、この井伊直弼さんでした。


そこでの気付き、再認識。



◇当時のルール上、勅許は必要なかった
幕府は朝廷より国内、外交など一切の政治行為を委任されていた。
従って、外国との交渉で勅許は必要としなかった。


◇間もなかった
朝廷より勅許が下りるのを待つ時間はもはやなかった。
このままではアヘン戦争での清の二の舞。日本も植民地化される危機。


◇条約締結は苦渋の決断
腹をくくった言葉が残されてます。「調印止むなし! 自分一人でこの責任は取る!」


◇安政の大獄とは
開国か攘夷かで二分状態の日本。
内乱(による疲弊とこの隙を突かれた欧米からの侵食)を避けるため、自らが暗殺されることで事態を収拾、これによる日本の方向を合わせることまでを計算、覚悟しての行動だった。



自らの命での収拾までをシナリオに、近代国家建設に舵を切る先陣役を演じきったのが井伊直弼だったと再認識した次第でした。

エネルギー、高齢化、財政事情等々、課題先進国と言われる日本ですが、 当時のような大きな選択、決断に迫られているような緊張まではないのではないでしょうか。

多様化、グローバル化、、ビジネスの環境、手法、価値は既に過渡期を迎えています。
企業の経営課題も千差万別のことでしょう。

こういう状況の中で迎えた2016年の干支は丙申(ひのえ・さる)。

丙(ひのえ)には、形が明らかになる、という意味があるようです。
また、申(さる)には、果物が成熟して固まっていく状態、という意味があるそうです。

当社に例えるならば、我々の「成長」がはっきりと形になっていく、2016年は、そういう年であるということです。

エネルギーマネジメント、ヘルスケアソリューション、新たに醸成した価値を顕著にしていくこと。

既存の延長ビジネスでは、シェアを伸ばししっかり地位を固めていくこと。

ただし、この成長に向けては、自身含め今以上に覚悟を持って改革者になる必要があります。
覚悟を全うした井伊直弼さんのごとくです。

皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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