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【NACCS掲示板】NACCSの概要・利用方法や利用する業者・メリットとは?
NACCSやNACCS掲示板の利用方法・メリットを紹介!

NACCSやNACCS掲示板をご存じでしょうか。NACCSは港湾業務や貿易関連業務を迅速かつ効率的に進めるうえで欠かせないシステムです。また、NACCS掲示板はNACCSの利用開始手続きをはじめ、利用法やお知らせ、各種コードなどが記載されたサイトです。貿易実務を知らない方は、NACCSやNACCS掲示板の存在自体を知らないことも少なくありません。

しかし、貿易について学ぶ方、生業にしている方にとっては知っておくべきシステムといえます。こちらでは、NACCSの具体的な中身や利用方法、利用する主な業種やメリットなどをご紹介します。

サポートもあるので安心!NACCSの概要・利用方法とは?

貿易関連の業務に欠かせないのがNACCSです。NACCSを導入したいけれどどうすればよいかわからない、NACCSを導入しても果たして使いこなせるかわからないなど、NACCSに関して疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そうした疑問を解消できるよう、NACCSの料金体系や申し込み方法、サポートセンターの利用方法など、細かな点も併せてご紹介します。NACCSがどのようなものかを知り、輸出入・貿易業を進めていくためにぜひNACCSやNACCS掲示板について理解を深めましょう。

NACCSの概要

NACCSの概要についてご紹介
NACCSとは?

NACCSは輸出入や貿易に関する手続きをはじめ、船舶などの入出港手続きといった業務を行うためのシステムです。正式な名称は「Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System」といい、日本語にすると「輸出入・港湾関連情報処理システム」となります。このシステムが登場する前は、国際貿易で発生する関税の納付をはじめ、様々な業務が手作業で行われていました。

しかし、手作業だと手間や負担が大きいです。そこで関税納付やその他業務を効率よく進めるために、NACCSが開発されました。NACCSやNACCS掲示板を運営するのはNACCSセンターです。NACCSは通関士の試験問題としても出題されるほど一般的になっており、港湾業務や貿易関連の業務を行う方であればもれなく知っておきたいシステムといえます。

NACCSの役割

NACCSは、輸出入に関する税関手続きをはじめ、輸出入をする際の申告業務、輸出入に関する許可・届け出、各関係省庁への手続き、荷物の情報登録・管理などが可能です。NACCSは業種によって扱える業務でも違いがあります。例えば、輸出入でも航空・海上でシステムの利用規定や内容が異なっているのが特徴です。

また、輸出入に関する業務を行っているのは、物流に関する企業だけではありません。幅広い業種の企業がNACCSなどのシステムを使い、貿易に関する業務を遂行しています。

このようにNACCSは様々な手続きができるため、港湾業務や貿易関連の業務を行うにあたり、なくてはならない存在といえるでしょう。

NACCSの利用方法

NACCSセンターを利用しているイメージ

多くの企業にとって需要が高いNACCSですが、どうすれば利用できるのでしょうか。NACCSを利用するにあたり、NACCSセンターに申し込みを行います。

また、利用手続きとともに様々な準備も必要になります。

1申し込み

NACCSは申し込み時に審査が行われます。無事に審査が終了すると、利用者IDやパスワードといった基本的な情報が通知されます。利用できるようになります。

2設定

付与された利用者コードや業種を選択して設定します。

3デジタル証明書の取得

回線工事が終わったら、NACCSのユーザーであることを証明するための「デジタル証明書」を取得します。その際、NACCSを利用するデバイスで行います。併せて、NACCSのソフトをインストールする作業も行います。

4利用開始日にログイン

ここまで準備ができたら、実際にNACCSが使える日まで待ちましょう。いよいよ利用ができる日になったら、ダウンロードしておいたソフトから利用者IDやパスワードを入力してログインします。

5利用開始

ユーザーとNACCS間の通信がスムーズにできるかどうか、確認作業が行われます。この作業が終われば、いよいよNACCSを利用することが可能です。

このように、NACCSを利用するためには申し込みから回線開通、様々な手続きが必要になります。そのため、実際に利用開始までは少なくとも3週間前後はかかるでしょう。回線工事を挟むとより長期的になるため、スケジュールを逆算して申し込むことをおすすめします。

NACCSセンターを利用する業種やメリットとは?

NACCSセンターを利用するのは、どのような業種があるのでしょうか。業種によってNACCSの利用できる部分は大きく違います。また、業種ごとで利用できる機能などに制限があるのかも気になるところでしょう。

こちらでは、NACCSセンターやNACCSをどのような業種が活用しているのか、利用するメリットなどをご紹介します。それぞれの業種別で利用できる機能や、NACCSを使うと得られるメリットを知ることで、より効果的にNACCSやNACCS掲示板を活用することにつながります。

NACCSセンターを利用する主な業種

NACCSセンターを利用する主な業種

NACCSは貿易に関連した業務を行う業種・企業が利用するシステムです。ただし、特定の企業のみが利用しているというわけではありません。

また、業種によってNACCSでできる業務も異なっています。具体的に次のような業種で利用されています。

通関業を行う業者 税関での通関業許可を持ち、通関業務を行う企業で用いられています。
輸出入を行う業者 NACCSでは輸出入許可通知情報を取得でき、医薬品や医療機器などの申請業務が可能です。
損害保険に関する業者 NACCSでは包括保険関連業務を行うことができます。
船会社や船舶代理店など NACCSでは出港前報告制度に関する業務や、積荷の内容について情報登録する業務が可能です。

その他にも、輸出入者が自分で通関業務を行う際の自社通関がNACCSで行える、海貨業者や汎用申請者などの業種でもNACCSを利用できます。それぞれの業務は当然ながら異なっているため、NACCSを利用する目的が違っているのです。

NACCSでできる業務は幅広く、輸出入する商品の登録や積荷の手続き、関係省庁への手続きもNACCS上でできるのが特徴です。例えば、検疫の手続きや医療機器の輸出入品の届け出・許可などが挙げられます。そのため、上述した業種の企業はもちろん、税関や国土交通省、厚生労働省、農林水産省といった行政機関もNACCSを使用しています。

NACCSは多くの関係省庁・関係業者が扱うシステムであり、貿易に関連した業務を行う際には利用を検討するべきだといえるでしょう。

NACCSセンターを利用するメリット

NACCSを利用するメリットについてご紹介

NACCSは幅広い企業が利用でき、様々な業務を進めることができるというメリットがあります。また、NACCS掲示板から各種最新コード類や様々なお知らせなどを確認可能です。さらに従来の手続きと違い、次のようなメリットも得られます。

手続きの時間を大幅に短縮

商品を輸入する際には様々な情報を事前に登録し、申告しなくてはなりません。NACCSを利用すると、為替レートや税率の自動計算機能、申告機能を利用できるため、輸入申告がスムーズに行えます。

情報の可視化

輸出入は自社以外にも海外業者、船舶業者など、多くの業者がかかわってきます。そのため、情報共有が難しく、それぞれの工程でやるべき業務も多いです。NACCSを利用すると、貨物情報を事前に登録・共有できるため、複数の業者で商品の運搬状況を確認しやすくなるというメリットがあります。以前は船上や倉庫、通関など、複数箇所に問い合わせてから、現状を把握するしかありませんでした。しかし、NACCSを利用すれば問い合わせる手間などを省けるのです。また、現在荷物がどこにあるのかなどの情報も、リアルタイムですぐに把握できます。

リソース・コストの削減

貿易に関連した業務の手続きはすべてNACCS上、つまりオンラインで行えます。従来のように行政機関の窓口まで行き、書類の記載や提出という手間が省けます。コスト削減はもちろん、限られた人員や時間を有効活用できるようになるのも、大きなメリットといえるでしょう。

NACCSや貿易管理システムを活用することで、これまで情報収集や雑務にかかっていた時間や手間を大幅に削減できます。さらに、NACCSと連携できるシステムを使用すると、効率よく港湾業務を進めることが可能です。正興ITソリューションが提供する港湾業務サポートサービス「PORT-IT Systems」なら、NACCSセンターと自社システムとの自動連携が可能です。

NACCS・NACCS掲示板や貿易管理システムを積極的に活用しよう

NACCSとの連携は業務効率化に向けた大きなメリットになるため、PORT-IT SystemsのようにNACCSと連携を図れるシステムの導入をおすすめします。正興ITソリューションは現場のサポートはもちろん、台帳サービスといった雑務に関することまで幅広く対応しています。業務効率化に向けて活用したい機能を揃えたシステムをご提供可能です。

20余年もの実績と豊富な業務ノウハウを有しており、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも柔軟に行います。港湾業界特有の業務サポートサービスをご希望の際は、お気軽にお問い合わせください。

NACCSセンターと連携可能な業務サポートサービスをご提供!正興ITソリューション

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